ノートPCの冷却ファンの交換
1階のPCがSSDに換装後もときどき異音がするので冷却ファンも交換することにしました。そこで、ネットでVOSTRO 3590に取り付けることのできるファンを探しました。各種ファンが見つかりましたが、価格だけで選定することはできません。騒音レベルの表記があるものの中で、0.03dBという信じられないほどの静音のファンが見つかりこのファンを注文しました。
一番上の写真がそのファンです。今回嬉しいことにプラスチック製のヘラが付いていました。実は、VOSTROの裏蓋を開ける際にこのようなプラスチック製のヘラが必要だったのです。前回はこれがなく裏蓋を開けるのに2時間ほどもかかりましたが、おかげで今回はいとも簡単に開けることができました。
午前9時頃から作業を開始しました。裏蓋を開けるといきなり中から直径が1mmほどで長さが1cmほどのチューブの切れ端が出てきました。最初何かの部品かと思いましたが、どう考えても部品とは思えませんでした。おそらくPCの組み立て作業中に紛れ込んでしまったのではないかと思います。
さて、まずバッテリーを外す作業から開始です。前回はバッテリーのコネクタがどうしても外れずバッテリー装着のまま作業をし、後で小さいドライバーでコネクタの角をすくい上げるようにすると簡単に外れることが分かりました。しかし、今回もバッテリーのコネクタを外すのがちょっと難しかったです。それでも今回は指で引き抜いて外すことができました。
次に、ヒートシンクを外しました。CPUにはシリコングリスが塗られていてまずこれをきれいに除去しておかなければいけません。不織布で拭くときれいに落ちるそうなので、使用済みの不織布のマスクを使ってCPUとCPUに接していたヒートシンクに付着していたグリスを落としました。本当にきれいに落ちました。
それから冷却ファンの交換です。これは比較的簡単に取り換えることができました。ここまでくると後はヒートシンクを再び取り付けて元通りに戻せば作業は完了となるのですが、CPUに塗るグリスの配達がまだだったため作業を進めることができませんでした。
CPUグリスと冷却ファンはどちらも1/30にネットで注文しておきました。楽天でグリスを販売しているショップは岡山市だったため注文の翌日には届くと思っていたところ、なんと千葉県からの発送で3日もかかってしまいました。
そのグリスが正午前にやっと郵便屋さんが持って来てくれました。上から3番目の写真のものです。熱伝導率が、8.5W/m・kとなっていました。後で調べるとこれよりも熱伝導率が高いものがありましたが、購入した商品はかなりの高評価のものらしいです。
作業が中断していましたが、早速CPUにグリスをヘラを使って塗りました。上から4番目の写真がグリスを塗った後の様子です。意外と塗るのは難しかったです。注射器の中にはまだかなり残っているのではないかと思います。
グリスを塗ったのでヒートシンクを取り付け(一番下の写真)て、裏蓋などを元通りに取り付けて作業は完了です。いよいよ作業がきちんとできているかどうかのチェックです。
電源コードやらを元通りにして電源オンです。大丈夫でした。DELLのマークが表示され無事にWindowsが起動しました。
以前はときどき異音がすることがありましたが、新しいファンを交換するとまったく音はしなくなりました。万歳!
P.S. ちなみに、DELLのハードウェアの自己診断テストでのエラーコードは、2000-0000 77448 でした。
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